『Stan Getz & Bill Evans』Stan Getz Bill Evans

『スタン・ゲッツ&ビル・エヴァンス』スタン・ゲッツ ビル・エヴァンス


『Stan Getz & Bill Evans』Stan Getz Bill Evans

収録曲

1. Night and Day
2. But Beautiful
3. Funkallero
4. My Heart Stood Still
5. Melinda
6. Grandfather’s Waltz

Bill Evans (p)
Stan Getz (ts)
Elvin Jones (ds)
1~3 Ron Carter (b)
4~6 Richard Davis (b)

録音:1964年5月5日、6日
レーベル:Verve

ディスクガイド

個性と個性がぶつかり合い、それでもうまく絡み合っているアルバム!

リズム隊にはElvin Jones、Ron Carterといった豪華メンバー。

Bill EvansとStan Getz、2人の共演という時点で、すでに大きな化学反応が予想される感じ。
そこに、どちらかと言えば激しいドラミングを得意とするElvin Jonesが加わって、
滅茶苦茶になりそう…と思いきや、全員が「らしさ」を発揮できているアルバムに仕上がっていると思います。

自身も「歌う感覚」を大切にしていて、ヴォーカリストの伴奏録音も意外と多く残しているBill Evans。
「歌心」のあるホーン奏者とは、相性の良さを感じます

初心者にオススメできる?

「新主流派」なサウンドへ染まっていき、初心者にとってはちょっと難解となっている同時期(60年代半ば)のMiles Davisのアルバムの空気感とは違う、とても王道な演奏。

定番スタンダードとしてたくさんのミュージシャンに演奏されている「Night and Day」「But Beautiful」「My Heart Stood Still」といった曲も収録されていて、充分にオススメできます。

トリオ+サックス編成のアルバムには他に、『Know What I Mean?』もあります。

Pick up!!

1. Night and Day
シングルトーンが小気味良いEvansのソロ!

テーマに戻る前の「ズコボコバコボコ」なElvin Jonesのドラムソロも聴きどころか。

なぜかフェードアウトで終わります…。

6. Grandfather’s Waltz
Bill Evansと言えばやはりワルツ。
ピアノイントロはポップで甘すぎる感じもするけれど、
その後の熱いサックスソロ、手数多めのドラミングとのコントラストで良いバランスに。

かなり耳に残る良曲だと思うのですが、この曲のこと、あまりよく知りません。
他のミュージシャンによる演奏もあまり聴かないですよね…??情報求む。

こちらの曲もフェードアウトで終わってしまうのがなんだかな。