『ニルヴァーナ』ハービー・マン ザ・ビル・エヴァンス・トリオ
『Nirvana』Herbie Mann&The Bill Evans Trio
収録曲
1. Nirvana
2. Gymnopedie
3. I Love You
4. Willow Weep For Me
5. Lover Man
6. Cashmere
Herbie Mann(fl)
Bill Evans (p)
Chuck Israels (b)
Paul Motian (ds)
録音:1961年12月8日、1962年5月4日
レーベル:Warner Bros.
ディスクガイド
フルート奏者、Herbie MannとBill Evans Trioの連名でリリースされたアルバム。
涅槃を意味する「ニルヴァーナ」が、アルバムタイトルになっていて、1曲目にも収録されているように、どこかインド的な、神秘的な雰囲気が漂うアルバムです。
(1.の「Nirvana」と6.の「Cashmere」は、Herbie Mann作曲によるものです。)
そしてなんと、エリック・サティのジムノペディを取り上げている!
Bill Evansの弾くサティ、それだけでも聴いてみたくなりそうなものだけど、どうしてもオススメしにくいこの一枚。
なぜかといえば、ピアノの音割れが酷いのです。録音レベル調整に失敗していたのか、少し強めのタッチでピアノが弾かれた時に音がビリビリとピークっている割れ方をしている部分がたくさん。
ただ、最近のリマスター音源だとかなりマシになっているものもあるのかも…!?(調査中)
初心者にオススメできる?
ピアノの音割れが気になる可能性が高いので、オススメできません…。
わりとオーソドックスな演奏で「Lover Man」や「I Love You」といった定番ジャズナンバーが収録されていて、クラシック音楽としてどこかで聞いたことがあるかもしれない「Gymnopedie」も入っていることで、音楽的な内容は、わりととっつきやすいアルバムかと思います。
Pick up!!
2. Gymnopedie
フランスの作曲家、エリック・サティが作曲した「ジムノペディ」の第2番を演奏したもの。
この曲のもともとの雰囲気を崩すことなく、かなりゆったりと演奏されています。