『At Newport 1958』Miles Davis

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『アット・ニューポート1958』マイルス・デイビス


『At Newport 1958』Miles Davis

収録曲

1.Introduction By Willis Conover
2.Ah-Leu-Cha
3.Straight, No Chaser
4.Fran-Dance
5.Two Bass Hit
6.Bye Bye Blackbird
7.The theme

Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Julian Cannonball Adderley (as)
Bill Evans (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

録音:1958年7月3日
レーベル:Columbia

ディスクガイド

1958 Miles』に収録されている音源の録音から一ヶ月ちょっと後のライブ盤。
後に『Kind of Blue』をレコーディングするメンバーでもある豪華な布陣です。

1.は楽曲演奏ではなく、司会者による各メンバーの紹介トラックです。
Jimmy Cobb→Paul Chambers→Bill Evans→John Coltrane→Cannonball Adderley→Miles Davis の順に紹介されていくのですが、拍手の勢いでメンバーの人気格差が分かるようなものになっています。 Bill Evansの拍手は、かなり控えめ…。Cannonball Adderleyは送られる声援もなんだか陽気!そしてMilesの人気はとにかく圧倒的。
紹介に続いてそのままアップテンポの「Ah-Leu-Cha」になだれ込んでいく流れはかっこいい!

しかし、このアルバムの中でBill Evansはあまり目立ちません
そもそも、Bill Evansのソロがあるのは「Straight, No Chaser」と、「Fran-Dance」、「Bye Bye Blackbird」の3曲だけ。
白熱するサックスソロの後に、ややしっとりめの演奏をするBill Evansのソロで、会場が盛り上がっていたのかどうかはとてもあやしい。この曲で初めて彼の演奏を聴いた観客は、どんな印象を受けたんだろうか。

初心者にオススメできる?

各メンバーの演奏はお見事。スタンダード曲もいくつか入っていますし、演奏は分かりやすいハードバップスタイル。「勢いのあるハードバップのライブ盤」を聴いてみたいと思った方にはオススメできます。

ただ、Bill Evansはあまり目立たない!
Bill Evansの演奏をしっかり聴きたいということなら、他のアルバムの方がオススメ

Pick up!!

4.Fran-Dance
1958 Miles』にも録音が残っている、Milesのオリジナル曲。
Bill Evansのソロは最初シングルトーンからスタートしますが、途中からは和音を聴かせるような演奏に。他の曲と比べたらBill Evansらしさが出ているような感じがします。